USB OTGとは

USB OTG 用語関連

概要

USB OTG(USB On-The-Go)は、USB機器同士を接続するための規格。

この機能は、2021年12月にUSB2.0に追加された機能です。

この機能があることで、パソコンを通さず、

メモリと印刷機といった周辺機器同士での通信が可能になります。

メリット

1、直接のデータ転送

本来、USBメモリは、PCと接続して使用するように作られているため、スマホ等につなげても

使用することは、出来ません。

ただ、スマホがこの機能に対応していれば直接のデータ移行が可能になります。

スマホ同士の充電

スマホの充電を充電器からではなく、スマホからスマホに充電することが可能になります。

多様なSUB機器

印刷機、マウス、キーボード、ゲームコントローラーといった様々な周辺機器が

スマホやタブレットでも使用できるようになります。

デメリット

バッテリー消費が増える

このOTG機能を使用するとスマホ(ホスト)側の消費電力が大きくなるため

バッテリーの消耗が激しくなります。

互換性

この機能は、すべての機器が対応しているわけでは、ないため使用機器内機器が出てきます。

また、外部ストレージなどは、ファイルシステムにより使用できないなど

問題が発生する可能性があります。

セキュリティ

外部機器に接続することでウイルス感染やデータが漏洩するリスクがあります。

原理

従来のUSBは、ホスト(親)デバイス(子)が固定になっています。

OTGは、これを自動で変更できるようにしています。

・従来のUSB

PC(ホスト:親)、周辺機器(デバイス:子)の関係が固定になったいます。

しかし、USBメモリやスマホは、デバイス(子)で固定になっているため、お互いの接続は、出来ません。

・OTG対応機器

機器同士が通信を行いどちらがホストかデバイスになるかを判断し変更を行います。

これにより、本来デバイスの機器がホストに変わり周辺機器の接続ができます。

また、この機能は、どちらかがホスト側になればいいため、

どちらかのホスト機器がOTGに対応していれば、もう一方が非対応でも動作します。

使用するためには + 注意点

OTG機能は、片方が対応していれば使用できます。

しかし、USBメモリなどをスマホで使用する場合は、変換アダプタが必要になります。

その場合、変換アダプタもOTGに対応している必要があります。

そのため、機器だけでなく変換アダプタ、ケーブルもこの機能に対応しているか確認する必要があります。

まとめ

・OTGは、USB機器同士を接続するための規格

・変換アダプタにも対応、非対応がある

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