JITTERとは

JITTER(ジッター) 用語関連

ここでは、インターネットの速度で耳にする「JITTER」について説明していきます。

概要

「JITTER:ジッター」とは、インターネットの速度以外でも使われており、一般的には、

データや信号などのタイミングのばらつき(安定の度合い)を示したものです。

インターネットの通信速度の場合は、PING値(応答速度)のばらつきを示したものになります。

この数値を見ることで、通信の安定性を確認することが出来ます。

また、この数値は、「ms」で表されます。

影響

JITTERは、ばらつきの秒数を示すものになるので、数値が小さいほうが安定していることになります。

そのため、この数値が高くなると通信が不安定になるため、ラグなどが発生しやすく、

オンラインゲームやリアルタイムでの通信が必要な場面で、影響が出てきます。

数値の目安

5ms以内(とても良い)

この数値以内であれば、通信は、非常に安定しているといえます。

オンラインゲームなども支障がなくプレイすることが出来ます。

また、光回線を使用している場合は、この数値を超えることが少ないため、光回線を使用しいて大きく超える場合は、対策を行ってもいいかもしれません。

6〜10以内(良い)

この数値内であれば、オンラインゲームでも支障も少なくプレイすることが出来ます。

11〜20(普通)

この数値内であれば、普段使いをする分には、支障はないレベルになります。

オンラインゲームでも支障も少なくプレイすることが出来ます。

21~50(やや悪い)

この数値内の場合は、普段使いには、大きな支障は、ないがオンラインゲームといったものでは、

ラグが多くなります。

51以上(悪い)

この数値以上の場合は、改善が必要になります。

通信が不安定になりやすく、オンラインゲームなどでは、ラグが多く、快適なプレイが出来なくなります。

測定方法

サイトを使う

一番簡単に測定できいる方法で、オンライン上にあるサイトを使用することで測定します。

検索で、速度測定などと検索することで探すことが出来ます。

コマンドを使用する

パソコンのコマンドを使用して測定する方法になります。

Windowsの場合

1、コマンドプロンプトを起動する
  (Windowsキー + R)を押す。
   名前の部分にcmdと入力。

2、コマンドを入力

ping ホスト名

pingの次にスペース(半角)を入れてその後に接続するホストのURLを入力します。

例えば、「ping google.com」など。

この際に出た「最大値」から「最小値」を引いた数がJITTER値になります。

例えば、最大値が20、最小値が15の場合、

「20 – 15 =5」になり、JITTER値は、5msとなります。

MacOSの場合

1、ターミナルを起動する
  Dockからターミナルを起動

2、コマンドを入力

ping ホスト名

pingの次にスペース(半角)を入れてその後に接続するホストのURLを入力します。

例えば、「ping google.com」など

この際に出た「最大値」から「最小値」を引いた数がJITTER値になります。

例えば、最大値が20、最小値が15の場合、

「20 – 15 =5」になり、JITTER値は、5msとなります。

数値が高い原因と対策

ルーター、ONU

ルーターやONUが古かったり、故障している場合や性能自体が低い場合、数値が悪くなります。

そのため、新しいものに変えるだけで速度が改善する場合もあります。

通信機本体

数値が悪い場合は、インターネット側だけでなく、スマホなどの受信機器側に問題がある場合があります。

その場合は、アップデートを行ったり、再起動を行うことで、改善する場合があります。

早い回線に切り替える

回線自体の性能が低い場合もあり、その場合は、ほかの高速な回線に切り替えたり、

光回線を使用していない場合は、光回線に切り替えることで改善することが出来ます。

IPv6へ変更する

IPv6に切り替えることで、従来のIPv4に比べ混雑を避けることができ、安定した通信が出来るようになります。

変更する場合は、プロバイダーに問い合わせをすることで変更できます。

※注意
IPv6に対応していないサイトやサーバーにアクセスが出来なくなる場合があるため、変更する際は、確認をしてからにしましょう。

有線を使う

無線通信の場合は、どうしても不安定になりやすため、有線接続が可能な場合は、

有線に切り替えることで改善する場合があります。

周波数を変える

WiFiでの通信でも5Gや2.5Gといった、周波数があります。

その周波数を切り替えるだけでも、改善する場合があります。

まとめ

・「JITTER:ジッター」とは、PING値(応答速度)のばらつきを示したものです。

・数値が小さいほうが安定した通信が可能になります。

・測定方法は、ウェブサイトやコマンドを使用したものがあります。

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